Linuxコマンドまとめ③
Linuxの知識の整理 3回目。今回はbashの設定、パーミッション、プロセス管理、テキスト処理などについてです。
コマンドだけでなく、Linuxそのものに関するものも含まれていますが、早速まとめていきたいと思います。
bash
bashの設定は~/.bashrcというファイルに記載する
bashの起動時にこのファイルが読み込まれる
※変更する際はバックアップを取っておくことを推奨
環境変数
環境変数の表示 printenv
環境変数の設定 export <変数名> = <値>
ファイル、ディレクトリのパーミッション
ls -l を実行すると以下のように表示される
一番左の以下のような記述がファイル、ディレクトリのパーミッションを表す。
ファイルモード変更 chmod <数値> <ファイル名>
※数値は与えたい権限に沿って以下のように算出する
プロセス・ジョブ
プロセスの表示
ターミナルで実行しているプロセスだけ表示 ps
ユーザーが実行中の全てのプロセスを表示 ps xf
システムで動作しているすべてのプロセスを表示 ps ax
ジョブの切り替え・終了
コマンドの一時停止 Ctrl + z ※Vim等のアプリケーション実行中
ジョブ一覧の表示 jobs -l
ジョブの切り替え(フォアグラウンドへ) fg %<ジョブ番号>
ジョブの切り替え(バックグラウンドへ) bg %<ジョブ番号>
※初めからバックグラウンドで処理させる場合、コマンドの後ろに&を追加
ジョブの終了(フォアグラウンドの処理) Ctrl + c
ジョブの終了(バックグラウンドの処理) kill %<ジョブ番号>
プロセスの終了 kill <プロセスID>
リダイレクト・パイプライン
入力をFILEにする < FILE
出力をFILEに書き出す > FILE
出力をFILEに追記 >> FILE
エラー出力をFILEに書き出す 2> FILE
エラー出力をFILEに追記 2>> FILE
出力、エラー出力を共にFILEに書き出す > FILE 2>&1
コマンド1の出力をコマンド2で処理 <command1> | <command2>
テキスト処理
sortコマンド
ファイル内のデータを並び替える ※フィルタとして使用した場合は出力結果を並び替え
sort [オプション] [ファイル名]
sort -n 数値順にソート
sort -r 逆順にソート
sort -k キー指定(何個目の要素について並び替えるかを指定)
sort -u 重複を省いてソート
diffコマンド
ファイル同士の差分を表示する
diff [オプション] [比較元ファイル] [比較先ファイル]
表示方法
<範囲1> a <範囲2> 範囲1の後に範囲2の内容を追加
<範囲1> c <範囲2> 範囲1の内容を範囲2の内容に変更
<範囲1> d <範囲2> 範囲1を削除
diff -s ファイルが違うかのみチェック
grepコマンド
ファイルから検索パターンに合う行を抽出
grep [オプション] [検索パターン] [ファイル名]
※and条件はパイプラインで後ろにつなぐ
検索パターンには正規表現を使用可能
参考サイト:https://www.gadgety.net/shin/tips/unix/regexp.html
grep -i 大文字、小文字を区別しない
grep -v 一致しないものを検索
grep -n 結果に行番号付与
grep -l 結果にファイル名のみ表示
grep -r ディレクトリ内も検索範囲に入れる
grep -E 拡張正規表現を使用