【読書記録】ー 転職と副業のかけ算
今回はmotoさんの「転職と副業のかけ算」という本を読んだので、学んだことを書いていきたいと思います。
著者のmotoさんのことはtwitterで知りました。
この本が発売された直後、多くの推薦ツイートが挙げられていました。
本書は自分の最近の活動のテーマである、「会社に縛られず生きていける力をつける」ということと共通する内容であり、その成功例として研鑽の仕方、キャリアの作り方を学ばせていただきたいと思います。
これからの社会を生き抜くには
終身雇用、年功序列といった昭和、平成の雇用制度はこれからは期待できません。
会社の言いなりになり、言われた仕事をこなすだけの人間はいつリストラされてもおかしくありません。
これからの時代、安定的に暮らしていくには個人で稼ぐ力を身に付けていくことが必要です。会社に依存せず、いざとなったら転職できる、副業で収入を得るといった状態にしておくことが理想的でしょう。
自分の市場価値を伸ばす
いつでも転職できる状態にしておくためには、自分の市場価値を高め、企業から欲しい人材になっておくことが必要です。それは必ずしも会社内での評価とは一致しません。
あくまで転職市場での市場価値です。
市場価値が高い人とは、どんな環境であれ、組織を成長されられる人。会社に利益をもたらす人だと思います。そのような人になるために、スキルアップを図っていく必要があります。
私は結果が出ないことを周りの人や環境のせいにしてしまうところがあるのですが、市場価値の高い人はそのようなことに言い訳をしないはずです。この本を読んで考えを改めるべきと反省しました。
本業で実績を出す
スキルアップというと、社外のセミナーなどを受講するといったイメージがあるかもしれませんが、motoさんはあくまで本業で実績を出すことが大前提と言われています。
自分がやったことのない仕事は自分を成長させるチャンスです。このような機会を見逃さず、積極的に取りに行き、苦しい中でも仕事に全力を尽くすことで力がついていきます。
できるかどうかわからないことでもまずやってみる。たとえ失敗して会社の評価が下がっても、経験値を得ることが市場での評価が高まります。多くの場合、会社側もチャレンジを認めてくれるでしょうから、デメリットはそれほど多くありません。
まず手を挙げる!
そして、そのような新しい仕事を振ってもらえるようにするためには、自分がやりたいこと、実現したい姿を周りに発信することが重要。そうすれば上司も希望を叶えようとしてくれるでしょうし、自分も公言したことに対して必死になるはずです。結果として、成長が加速していきます。
自分株式会社
本書の中で一番印象的だったワードが「自分株式会社」というものです。
自分自身を会社に見立て、自分という会社を経営する。そのような考えに立つと、会社の利益を上げるためにはどうすべきかが見えてきます。
本業の収入UP、副業、、、どのような価値を提供すれば収入UPにつながるか。
このような意識の有り無しで、仕事の質も変わってくるように思います。
副業のノウハウ
副業は物販や投資などいろいろなやり方がありますが、motoさんが勧めるのはブログや動画などのコンテンツ配信です。本業で得た知見や人の役に立つ情報をブログで発信することで収入にします。もちろん、所属する会社の機密情報を漏らすことがないように。
ブログへの誘導はtwitterが有効です。ただ、やみくもにブログの記事のリンクを貼ってつぶやくのではなく、twitter上で自分はどういうことができる人なのか、というブランドを築いていくことが必要だそうです。motoさんの場合は「転職に詳しい人」。
自分のブランドは、自分はどういう方向にスキルを磨くのかということに大きく関わるので、自己分析をしっかりやって、やりたいことを明確にしておくことが重要です。
ブランディングのためには「自分が誰よりも詳しい情報を他の人が役立つ形で発信すること」が大切。そして、自分の意見に共感してくれるフォロワーが必要。motoさんは同じ意見の他人のツイートに対し、引用リツイートすることでフォロワーを増やされたそうです。このような戦略的なSNS活用方法は非常に参考になります。
まとめ
motoさんの「転職と副業のかけ算」という本で学んだことをまとめてきました。
自分が目指す姿を実現されているmotoさんのノウハウを知ることができ、非常に有益な内容でした。特に、本業で実績を出すための心構えはmotoさんほどではないにしろ、意識していたことであったため、今までやってきたことが正しかったと再認識できました。
このブログもマネタイズできるところまで行ければいいですが、まずは勉強したことのアウトプットの場として、記事数を増やすことを優先にしていきます。ただ、独りよがりの内容ではなく、人の役に立つ情報をお伝えできるようにこれからコンテンツを検討していこうと思っています。
私は現在転職を考えてはいないので、本業の取り組み方、副業のやり方について学ぶことが多かったですが、本書には転職ノウハウもふんだんに書かれています。転職を考えておられる方にもおすすめの本です。