なぜ技術ブログを始めるのか? きっかけ 目指す姿
はじめに
はじめまして。某大手家電メーカーでハードウェアエンジニアをしています。
初投稿はブログを始めたきっかけとブログでの発信を通じてどうなりたいのか、目指す姿をまとめていきます。
危機感
きっかけの一つ目は仕事をしている中で感じている危機感です。
AmazonやGoogleがスマートスピーカーなどのモノ(ハードウェア)を自社ブランドで発売しています。
その製品はハードウェアのスペックから考えると破格の安さ。
以下の記事によるとほぼ原価で売っているそうです。
なぜそれで成り立つのか?その秘密はその製品がサービスを提供するためのハードウェアであり、サービスとしてお金を取る仕組みがあるから。
いわゆるコト売りですね。日本の家電メーカーが最も苦手とすることをAmazon、Googleなどの会社はやってきています。
一方、従来のモノ売りの発想で開発した製品は同じ価格で同じスペックのモノを作ることは不可能。購入時点でお客様に比較されると勝ち目がないわけです。
このようなサービスバンドルの製品を作る上での考え方はサービス起点。どんなサービスを作りたいかというコンセプトがあって、それを実現するハードウェアの仕様を考える。
つまり、商品の価値を生み出すのはあくまでサービスであり、ハードウェアは実現するための道具。
わざわざコストの高い日本のエンジニアに作らせる必然性はなく、海外のエンジニアに安く委託できればいいので、ハードウェアの設計者は市場での価値が低くなっていくのではないか。
スキルアップし、自分の市場価値を高めていかないと職が無くなるという危機感を抱いたのです。
技術ブログはエンジニアとしてスキルを身に付け、成長するのに有効なツールです。
勉強したことを整理しアウトプットすることで技術の定着を図っていきます。
信用の時代
二つ目のきっかけは今の世の中の変化です。
AIが広まり、これから今ある仕事の大部分がAIに置き換わる、こんなことが色々なニュース記事で書かれています。
そんな中、落合陽一さん、ホリエモン、西野亮廣さんたちは「好きなことだけをやってそれを仕事として生きていける」「これからの世の中は信用の時代になる」ということを言われています。
人手不足の中、AIやロボットが多くの人間の仕事を代替すれば、人間は自分の好きなことに時間をかけられる。他の人にできないレベルまで昇華できれば、それによってお金を得ることも可能。
しかし、自分の好きなことでお金を得るには信用が必要。「この人は自分の期待したレベルのモノを作ってくれる」、「この人の腕は確かなんで力を貸してほしい」というような信用がないと人は自分のお金を他人に払わないですよね。
会社に属していれば会社、ブランドが信用になりますが、個人レベルで仕事を得るとすれば個人の信用は絶対に欠かせません。
信用は他人からの評価。
自分ができることをブログやSNSでアウトプットしたりコミュニティーでメンバーと一緒に活動して働きぶりを見てもらう。
こういったことが信用を得ていくための活動だと思っています。
これからのAI時代に会社にとらわれず、自分の好きなことで生きていくために自分の信用を高めていきたい。そのため、自分が身に付けたこと、できることをアウトプットするためにブログを始めようと思います。
目指す姿
まとめると、ブログを通じて
①スキルアップ、②自分ができることをアピールし、信用を高める
の2点の実現を目指します。成果が出るまでどのくらいかかるかわかりませんが、まずは1年間継続して記事を書くことが目標です。
また、技術者との方の交流やコミュニティに参加し、自分の得意分野を生かして何かしらのプロジェクトに携わることができればいいなと思います。
技術ブログはソフトウェアの分野のものはよく見かけますが、ハードウェアエンジニアの方が書かれているブログは少ないような気がします。
そのあたりで特徴を出していければ。
これからよろしくお願いします。